1月12日の日記

2015年1月12日 日常
今、集中的に型紙を作ってそれを布で作るパターンの科目の宿題をこなしている。
疲れたら、論文書きをする、の繰り返し。


卒業制作の8着の服のうち、6着分が2月の Fashion Design 5 の為の試験用の服。
パターンの試験の準備をする前に分からないままに6着服を作り終えたら、パターンの本が割りとスムーズに読めるようになった。よく出来ているなあ。
2年前はこの本に取り掛かるのが大変だったのに。。。


今まで、よく何も分からずに服を作れたものだと我ながら感心してしまう。しかし、逆に型紙の取り方が分かってしまうと、服はこう作るんだ!という先入観が時と場合によって革新的な服作りの邪魔をしてしまうかもしれない。
服飾でのイノベーションというと、日本の川久保玲とか三宅一生などを上げられるけれど、彼らは西洋のパターンのルールに則らない服作りを敢えてしているからだと思う。

日本の元々の着物文化の延長にある服作りが、ヨーロッパでは斬新とみなされ評価されるとすれば、日本人であることは幸運だったと言えるかもしれない。
とは言っても、一線で活躍しているデザイナー達は、日々、新しい発想を求めてアンテナを張って色々な試行錯誤を繰り返している影の努力があるという事は忘れてはならないと思う。

やはりこれくらいになる為には、毎日の研鑽が必要なんだろうな。
川久保玲は、店に最後まで一人で残って(もうおばあさんなのに)店内の装飾をあれこれ試行錯誤していることもあるのだとか。
この人、信念の人だよな。私なんか、人からセンスを受け入れられないだけですぐへこたれてしまうのに。。。西洋の美の規範を敢えてうち破る試みに挑戦するなんて、普通できない。

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