2013年3月28日 日常
先週の木曜日、3月21日は論文発表でした。

110点満点中、110点 + Lode で基礎課程の学位をもらえました!!

うちの学年で最高点の110点 + Lode を取ったのは、いつものメンバーの3人。

その中で論文担当の先生の事で一番苦労したのは私だった。

2月は一日一日過ぎて行くのがとても早く感じられ、家に閉じこもって論文の日本語→イタリア語の翻訳に専念していました。

私の拙いイタリア語訳に呆れて、全く先生に読んでもらえず、先生に論文の件で会いにいくと、お化粧直しをしてみたり、髪を梳かしたり、お弁当を食べたり、携帯メールを送ってみたり、本当に私を相手にするのが嫌ーという態度をあからさまに取り、他の生徒達の前で苛立ちを見せつけたり怒ったりと、ホントまあ、よくいじめられました(笑)。

しかし、日本のファッションブームについて選んで、日本の本や文献を読んでいるのだから内容的に誤りはないと思い、拙いイタリア語を夫と喧嘩になりながら(意訳しすぎて、ある事ない事書かれたり。。。イタリア人はよくこういう事するので、お話作りじゃないんだからと喧嘩になった。でも言葉の面で今回はよく助けてくれました。)

最後は、「こんな事、イタリアじゃどこにも書かれていない。」と驚かれ(私からすれば、当たり前じゃない、と言いたかったけど。)、「私も色々と学びました。」と私の論文発表の前に一言前置きをしてくれて、6人の審査員の先生達との話し合いの結果、上記結果となりました。

やることはやったな、という一種の満足感と、専門課程でも気を緩めず、真摯にやるしかないなと勝って兜の緒をしめる気持ちです。

現時点での憧れであり目標は、やはりパリに乗り込んでいった山本耀司かな。

それと、理論の方やイタリア語にももう少し力を入れなければ。。。

いずれにせよ、一件落着で、身近なイタリア人達や高校の娘の友達からも「おめでとう。」メッセージをもらい、ファッションデザイン科の学科長も卒論発表の数日後に会った際は、ニッコニッコしてくれてました。
初めての東洋人の学位挑戦だった事や、論文担当の先生とうまくいっていない事、言葉の面など、私が色々問題を抱えていた事に気づいていたため、それを乗り越えられた事に素直に「おめでとう。」の声をかけてくれ、一安心してくれた様だった。


予め、論文発表の手続きをかなり前に済ませておかなければならなかったにも関わらず(家にこもっていたためや、論文担当の先生とのいさかいで事前に何の話も聞いていなかった為)必要書類を本部に提出しておらず、ファッションデザイン科の秘書に、すぐ本部へ行って話してくるようせかされたが、手続きについて確認の為に学科長の携帯電話に電話をすると、電話に出た際は立て込んでいたようだったが、すぐに私に代わって本部の担当者に口を利いてくれて、その30分後には必要書類がメールで私の元に届いたこともあった。

1月に、論文の先生とうまくいかず、その先生が学科長に私の3月卒業は無理だと話した時も、その後たまたま私と会った際に、「論文はページ数じゃないから。内容が一貫していて、良ければ。だからとにかくやってみなさい。でも、3月には終らせないと駄目だ。」と諭してくれた。

また、これは学科長の配慮だったかどうかは分からないが、当初、3月12日の論文発表日が21日に延びた。全9学科が3月中に県庁の建物の講堂内で発表するため、学科ごとに日付の調整をしなければならないのだが、ファッション学科の発表は終わりの方の日にちを選んでくれたようだった。

私の方こそ、言葉では言い収まらない位感謝しています。


私の普段の努力を汲んでくれているのだと思うけど、日本に関心があるようでもある。
日本は遠い国だけど、一度日本へ行ってみたい、と以前言われたことがあった。
いつの話になるかは全くの未定だけれど、日本に関心のある芸大の先生達を連れて日本を案内する事が、もしかしたらあるかもしれない。

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