2月24日の日記

2012年2月24日 日常
試験が終わって、脱力感・・・
もう何もする気がおこらない。
今日は今までできなかった身の回りの事を、ゆっくりのんびりやります。

もういい歳しているのに、試験中は夜1時に寝て朝4時半位に起きて準備をしていたので疲れました。体だけでなく、美容にもとっても悪い(もう手遅れなんだけれど)。

2月に入ってからずっと痛んでいた右の上下の奥歯が、今痛まなくなった。

(以前は、前歯がすごく痛んだ事があったが、試験が終わったら痛みが消えた。)





2月に受けた試験は、単位数の割には勉強の比重が重たい科目だったが、6月の試験は数を沢山受けなければならないという点でもっと大変になる。



今回受けた近代美術史Iの採点は、本当にいい加減もいい所だった。

あまりの私のできの悪さに先生が困って、今までの受験した科目の中で取った最低点と同じ点数を私につけてくれたのだ。

心の中はさぞかし寂しかった事だろうと思う。

私の成績表に先生が自分の科目名と取得点数を書き込んでいるその上の欄には、30Lodeとか書いてあったから。



美術史の先生は(♀)厳しくも思いやりのある先生だ。

私が初めてアカデミーを見学しに行ったときに授業を受けさせてくれた。

日本人だからなのか何なのか、2年半前から、私には特別に目をかけてくれる先生だった。

『何かあったら質問しにいらっしゃい。』とか、教科書を入手できない時は、代わりに買ってきてあげる、と言ってもらえたり。

自分がイタリア語ができないから、なるべくなら当たり障りないようにしていたいなと思っても、クリスマス前にアカデミー本部前の道端でばったり会った時に、向こうから親愛の挨拶をしてくれた事もあった。


試験の時、『私はあなたに親近感があるからこの点数をあげる。だけど、これじゃ駄目よ。現代美術史はもっと大変よ。来週、あなたが持っている教科書を全部もっていらっしゃい。』などとトクトクと諭された。

先生は、予め私に良い点数をくれようという心積もりだったようで、普段は一番下の学年の生徒から試験をするのに、今回に限っては専門課程の生徒から順に下がって試験を受けさせ(試験は口頭試問)、私を遭えて一番最後にした。

同じ科目を受けた生徒たちには、あまり出来がよくないと、
『試験を受ける他の生徒はみな成績がいいのに。あなたはこんなんじゃ16よ(最低合格点18)。試験に落ちてるはずなのに、20あげとくわ。それで納得するんだったらここにサインしなさい。』
と言って、優しいながらも手厳しいことを言うのに。


金髪の青い目、背が低くて見た目はとても可愛らしく恐らくまだ独身。
歳は5歳くらい下だと思われるが、私に対する態度はまるでイタリアの典型的なマンマのよう。悪い事をした子や成績の悪い子を母親が一生懸命抱き締めながら守ってあげるような感じ。(イタリアで子供をかばう母親の事を、メスの鶏が羽を広げてひよこをかばう様子から、雌鳥のよう、と表現する。)

親にとってみれば、悪い子ほど心配し気にかけてしまうものかもしれないが、私の場合は正にその例。



Lodeをくれる場合、先生達の心理としては私のやった事に満足してくれた時だ。

芸術史の本は2冊、約700ページ位読んだが、やっても成果がでない事に自分としてもどうしたらよいか分からないし、更に、一番自分を気にかけてくれている人をがっかりさせてしまった事は、何か人を裏切ってしまったようでとっても自己嫌悪になっている。

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