7月31日の日記

2011年7月31日 日常
この間書いた日記が消えてしまった!

ローマの地下鉄に乗る時にスリに遭って、お財布を盗まれてしまったことを書いたのに・・・・



先週末、ジェノバの近くのヴィアレッジョという海辺の街へ行ってきた。

丁度、上の娘の誕生日に夫の仕事が入ってしまったので、夫がお引き受けするのは難しいと返答すると、では家族も連れてきてください、という事で話がまとまった。

私は事前に詳しい話は聞いていなくて知らなかったが、そこに夫の仕事仲間や学生も参加しに来ていた。

同僚達に挨拶をし、初めて娘達をトリノ大学の学生のMにも紹介したが、どうやらMはうちの上の娘の事を気に入ってしまったようなのだ。



5月ごろだったか、初めて夫の職場を訪れたMは職場に張ってある上の子の七五三の写真をとても気に入っていたと聞いていた。


日本に一時帰国した時、写真撮影の日の数日前に歯医者に連れて行って黒い汚れがついていた娘の歯を綺麗にしてもらい、5,6枚の写真館の七五三の広告を比べて選んだ写真館での撮影だった。
着物や帯選び、うちの母と一緒に帯の結び方や写真のポーズも選んだ。
外国に住めば着物の写真撮影など無いし、一生に一度の事だから、娘が大きくなったら持たせるつもりで事前に準備したお陰で、出来上がった写真は納得のいくものだった。
着物を着たとたん帯が苦しくて不機嫌になってぐずりはじめた7歳だった娘を、カメラを片手に釣竿にくくりつけたピカチュウのぬいぐるみを近づけたり遠ざけたりして娘の気を引きながら、目の前に近づくピカチュウのぬいぐるみに微笑んだその一瞬をカメラマンが撮り収めたものだった。

七五三など神道の行事など当然知らない、敬虔なカトリック教徒の夫の親戚にもびっくりされ、夫には散財した理由を、『将来のお見合い用写真に撮った。』と冗談を言って許して?もらった。


Mはその七五三の着物の独特で華やかな色使い、娘の生き生きとした表情を純粋に『綺麗(ベッラ)』と感じたのではないかと思う。


それは別として、夫からMの様子を聞かされた自分としても不思議な感情が芽生えた。


あ~、子供は成長して離れていくんだな。後、何年、この子と一緒に生活できるんだろうな・・・と。
あと、何年、この子に日本語で接してあげられるのかな、と。


それと同時に、親や祖父母以外で娘の事を心配し、気にかけてくれている存在があるという事に、なぜか、

『ありがたいな。』

と感じている自分がいるのに驚いている。


まだ、うちの子は13歳になったばかり。

夫が言うように、『まだ小さい。』。

私も異論はない。

でも、なんだか嬉しい。

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