6月6日の日記

2011年6月6日 日常
今回は理論のみ2科目受けるつもりだ。

そのうちの教育学が分からない・・・!!

ドイツのフッサールの現象学が試験内容。どうしよう~????



さて、9月に受験予定の写真の試験のプレゼンテーションについて考えている。


ファッション雑誌の写真編集のように、何かテーマを決めてある場所で撮った写真6枚をセットにして編集しなければならない。

テクニックや、写真の修正、服と風景の調和、モデルのポーズや服がテーマとマッチしているか等が評価される。


先生が、2年生の撮影の課題は『ストリートファッション』、ロケーションは屋外、もしくは閉鎖された町工場や廃墟などを勧めているので、セスナみたいな小さな飛行機を所有している夫の親戚にたまたま会った時にその倉庫を撮影に使わせてもらえるようにお願いした。

しかし、まだ撮影に使用する服が全くできていなーい。

透ける紺地の生地を2重にして、シャネルの超シンプルミニワンピース「リトル・ブラック・ドレス」に模した服を作る予定だが、これに花柄の入った白地の浴衣をモデルに持たせる予定。

テーマは和洋折衷になってしまうな。何か他にいいアイディアはないだろうか。



さて、以前ここの日記に書いたが、今年のファッションデザイン2の授業の課題は『テキスタイル』で、作った生地を使って服を作らなければならない。
たまたま作ったテキスタイルの見本をデザイナーのI先生に見せて、『これでサムライの鎧に似せた服を作れないかと思うのですが。』と持ち掛けた際は先生は何も言わずに黙っていたので受け入れてもらえないのかと思っていたのに、今年の5年生のうちの一人の卒業製作のテーマが、『サムライの鎧と中世』だと聞いてちょっと驚いてしまった。
イタリア人が日本の中世の鎧がどんなだったって知る由もないから、きっと私がI先生に見せた鎧の画像やミスユニバースで日本の鎧からヒントを得た衣装を着ている話をしたことがキッカケになっていると思う。


今までアカデミーの学生が作った日本風衣装はあくまでもヨーロッパから見た日本、という作りなのだが、日本の鎧の画像を元に日本人の観点から西洋風にアレンジする考えは彼らにとっては斬新だったかもしれない。
西洋の鎧は金属の薄板の組み合わせたが、日本の平安・鎌倉期の鎧は植物の繊維や金属のワイヤーを編みこんであるのが『テキスタイル』の課題にマッチしているし、ファッション科にとっては重要な意味を含んでいると思う。
又、現在、日本の鎧に似たデザインの服が流行している。今年のオランダのデザイナー達のコレクションは細い革の紐を多重に使用し、まさに日本の鎧のようだし、何故か今年のグッチのコレクションも日本の鎧そっくりだ。


まあ、教育機関内のことなので日本のものをヨーロッパ風にアレンジするという視点が生まれることはいいことだと思うが、悪く考えると、感性の鋭い人たちなので私が思いついたことは吸い取られていってしまうという事なのかもしれない。

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