4月20日の日記

2011年4月20日 日常
復活祭のために明日から学校関係は一週間休暇に入る。

日本の事は遠くから心を痛めている。

地震後、一週間は授業も適当にさぼってしまった。

芸術史IIに出てみたものの、さっぱり頭の中に入らなかった。

原発の冷却がなんとかできるようになって少し落ち着いた。

いつまでも落ち込んでばかりは居られないし、アカデミーでも徐々に生徒が来なくなっている。

大抵、来なくなっている=脱落した、と思われる。

地震や原発事故があったからもう行く気分になれないというのも有だと思うけど
、自分が行くか行かないかなんて他の生徒達や先生達にはどうでもいいことだろうし、最終的には自分がやるのかやらないのか、というだけの事なのだから老体に鞭を打ってなんとかパスクア休暇前まで頑張った。

パスクアが終わったら後、ほぼ一ヶ月で今年一年終わり。

しかし、その後の試験を考えると憂鬱で、気分も日によってハイだったり落ち込んだりしている。

自分は繊細で気が滅入るときがある。


でも、一ついいことがあった。

今年のFashion Design IIでは、前期にテキスタイルが課題で、後期は前期で作製した生地を使って服を4着作らなければならない。

今、ぼちぼち取り掛かり始めた服の製作で、機織の方法で生地を作り、それを(シャネルの考案した)トュビーノという超シンプルな服を織っているのだが、なかなかいい雰囲気に出来てきているのだ。
機織の方法で生地を織っていきそのまま服を作るというのは私の案だったのだが、縫製の先生も機織の方法でいきなり服をつくってしまうという経験はなかったのか、最初は『どうするの?』と言っていたが、製作中の服(生地)を見て、『いいじゃない。』と言ってもらえたのだ。

でも、生地を織っていくのに(手作業なので)すごく時間がかかっていて、2着作らなければならないし、私の服はトュビーノに更に装飾を加えたものだから6月の試験には間に合わない・・・
と言うと、『これだけで試験通るわよ。』と言われたので思わず嬉しくなってしまった。

その後、話をしたデザイナーのI先生にも、『時間はかかるだろうけど、できたら素晴らしいね。』と言ってもらえた。
I先生は去年のC先生と違って誰でも褒めるから先生の言葉の真意は疑わしい(?)けれど(勇気づけるという配慮から褒め上手なのだろうが)、その他の服も折り紙からヒントを得たものなどデザイン画を見せた時点では、『とっても良い。』と褒められている。


6月の試験は、理論の方のみにしようと思っていたのに、こうなってくると実技の方も頑張らないとなんて単純な私は思ってしまう。

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