4月9日の日記

2010年4月9日 日常
イタリアでファッションをやるというのはどういう事なのかと考えた。

国に違いがあるように、ファッションにも違いがある。

これがローマやミラノ・フィレンツエでなく、パリだったらどうなのだろうか。

山本ヨウジは慶応を出て文化服装学院(だったと思う。うる覚えなので読み手の方は疑問であれば調べてください。)を出たらしいが、親が服飾店経営だった為によく“男から見て受ける服を作ってほしい”というお客さんの要望が多いことに疑問を持ったという。

氏の『反骨精神』には、ファッションの伝統を崩すなという批判もあったそうだが
、欧州でも有名な山本・三宅・川久保の三氏は皆、伝統を打ち崩すような反骨精神やハイヒールを履かない・性差のない(生と性は同じ)ファッションが共通点でもある。

山本氏の『ほつれ』『ほころび』ファッション。
川久保氏の『こじき』ファッション。
三宅氏の『ユニバーサル』ファッション。


でもこれは『パリ』だからこそ、このように批判も評価もされ、それが個性として他のブランドと一線を画した独自のカラーとして現在に至っているのではないかとも思う(ファッション界での異端。だからこそ新鮮。)。


では、自分は一体なんなのだろう。そんな大それたことを考えるのはまだまだ到底早いことだし、その前にこのアカデミーがいつまで続けられるのか未知なのだけど、コンセプトのない所に個性もないようにも思える。

『ほつれ』『ほころび』ファッションなんて外国人にはなかなか理解できないよね。私はあこがれてしまうけど。
アメリカでは受け入れられただろうけど、フランスでやって認めさせたなんてすごいと思う。

でも、イタリアでだったらもしかしたら駄目だったかもしれない。

成功する為にはどの地に基盤を置くかっていうこともとても重要なことのように思える。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索