愛人に会うぞ!』

と期待感溢れて夫が朝、家を出て行った(笑)。
数日前のことです。
会う前日には、インターネットで彼女の検索もしてました。
なかなかの美女でした。歳も若いし。下院の政治家だそうです。
職場で彼女の画像付きのプロフィールを印刷していたら、周りにいる人から『誰なんだ?誰なんだ?』とシツコク詮索されたそうです(笑)。

夫を彼女の元へ連れて行った(?)のは、夫が洗礼を受けた時の立会証人だった人の娘婿。180cm以上ありそうな長身の甘いマスクの超ハンサムな人だった。
この手の容姿の人って結構イタリアには多いからもう見慣れた。
旦那の弟も180cmには届かないにしろ背が高くて甘いマスクのハンサムですが、性格が分かっているからこの手の雰囲気の外見には惑わされません(笑)。

ところで、『自分の親戚』という事で夫は紹介されたそうです。

彼女はしきりに『シルビオ、シルビオ』(ベルルスコーニ首相の名前)と言っていたそうですが、やはりそうなんでしょうかね。
それとも、周りに仲の良さをアピールする事で自身の存在感をほのめかしたいのでしょうか。
普通、周囲に気を遣って別の言い方するものではないでしょうかね、『首相』とか『名誉な人』とかetc.

そして夫のことを連れて行った親戚は、『リチャード!会いたかったわ!』と『リチャード』扱いされていました。
本当は、パオロが名前なんですが、なんでもリチャード・ギアに似ているからだそうです。(全然似ていない。全く違うタイプ。)


それで笑っちゃったのが、下院の建て屋の地下がスポーツジムになっていて、ベルルスコーニは政治家達に常日頃、『体を動かせ!スリムでいろ!』とかなりスポーツを奨励しているのだそうです。
彼女も多分に漏れず朝に晩にとジムで体を鍛えていて、もうスポーツのスの字も聞きたくないとボヤいていたそうです。

今、こちらのハイソな人達って余り食べないんですよね・・・・

写実主義と言いますが、古代ローマでは見えるものしか信じなかったそうです。やはり、見た目重視、いや、ギリシャのスパルタの影響もあるのでしょうか。


話がバカンスの事になると、彼女はバカンスにも行けないのだそう。

パパラッチされてしまうのが迷惑なんだそうです。

(もしベルルスコーニ首相と一緒だったりしたらすぐ騒がれてしまいますからね。
ご自身にも家庭があるし。)

そして、現女性文部大臣ジェルミーニとは不仲だとか。

ジェルミーニはミラネーゼでベルルスコーニと家族ぐるみの付き合いがあるそうですが、首相とはかなり懇意にしているうわさがある一方、この下院の政治家もラクイラ入りした首相の隣で記念写真を撮ったり、G8の時も首相と一緒に写真に写っていたそうです。

どうもこの下院の政治家の方が首相に密着していて、それがジェルミーのお気に召さないらしいです。互いに恋敵という訳ですかね。

ベルルスコーニ首相が美人政治家を敢えて揃えていると批判されているのも、あながち嘘ではなさそうです。

ちなみに『リチャード』の方はサルデーニャに奥様と子供達がもっかバカンスに行っている最中なので、いつでもピザでも食べに行けるのだとか(笑)。

複雑な人間模様ですわな。サルコジ大統領も顔負けです。

ま、チチョリーナが出た国ですからね。

首相は自身の政党維持・保身の為の政治にならず、いい国にしてくださいよ!

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