たむし

2008年8月20日
今日は、久しぶりに夫とファミリードクターのスタジオを訪問した。

夫とファミリドクターは話が合うので、たまに会うと近況報告をし合う。

しかし今週一杯までその先生はバカンスをとっているので、今日は別の女性のドクターに診て頂く事になった。

初めは片足のみだった湿疹が円状にみるみる広がり、両足に対称に広がってしまい、約一月程直らないからだった。

両足の太もも(裏まで広がりつつある)を見せると、『(湿疹が)濃い目の色ですねえ。』と言いながら、『これはカビですね。抗生物質は効きませんから薬を処方しましょう。コルチゾンは悪化させる場合があるので塗布しない方がよいです。』と答えた。

それまで、別のドクター二人に聞いたが、一人はコルチゾンを塗りなさいと言われ、もう一方は虫刺されだから夜寝る前にアルコールで患部を綺麗にするようにと言われていたが何となく納得がいかなかったので、今日は抗真菌薬を処方してもらうために出かけたのだったが、皮膚科専門ではなく一般医なのに初見で当てたのでびっくりした。
「たむし」類は珍しくないのですぐ分かるものなのかもしれないが、湿疹の色で分かるとはさすがだった(私は湿疹の広がり方で体部白癬かな?と考えていたのだが)。

最近、体がだるく感じるというと、『血液検査をしますか。コレステロールや甲状腺etc.』と言われたのがきっかけで、先生とのおしゃべりの中で、『あなた達(日本人)が痩せているのは甲状腺の働きが活発なのでしょうね、魚介類を食べるから。イタリアはこうだからね(魚より肉を食べる方が多い)。』と笑って言っていましたが、もしかしたら一理あるかもと思えた。

魚介というより海草類を良く食べるからかもしれないが、常食としている食べ物となりやすい病気との関連性はあるだろうと強く感じて(体質もあるでしょうが)、こうして日記に書き留めている次第です。

以前、スペインのマヨルカ島へバカンスで訪れたとき、マヨルカを開発した多くがアメリカ系企業なので、私達が泊まったホテルにはアメリカ人、ドイツ人などの北ヨーロッパの人達、フランス人、スペイン人、イタリア人少々がいましたが、北ヨーロッパやアメリカ人達の異常な太り具合とアメリカ人の出鱈目な食生活にショックを受けた事を思い出した。
最近、ちょっとお腹が出てきたかなと思える夫など彼らからするととても痩せているし、そこにいたイタリア人全員がスリムだった。

現代の日本人の食生活が良いかどうかは分からないが、伝統として水で炊いたお米を常食とし、魚介・海草類を良く食べ全体的に低カロリーな食事をとるのは病気の予防につながるだろうと感じた(そこに塩分やコショウなどの香辛料の取りすぎに気をつけて、野菜・果物を沢山とれれば完璧)。
低カロリーに調理する術がない国は病人食にもバター等をふんだんに使っていますからね。カルチャーがないから仕方がないのでしょうが。
(ちなみにイタリアにも病人食という概念はある。さすが食文化の国イタリア。)
そう考えていくと、すごいよニッポン!!

にこにこした先生の柔和な物腰と、的確な診断と、楽しい会話中の発見もあり、診察後は何か得したようなすがすがしい気持ちになった。

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