1月11日の日記
2008年1月11日クリスマス休暇が終わり、またいつもの日常が戻ってきた。
早速、矯正をしている娘の検査で歯医者との予約があり、学校帰りに寄ったのだが、いつもそこでは一時間以上待たされてしまうので、寄る前に近くのキヨスクに立ち寄った。
結構、大きい所で中に色々な雑誌が置いてあった。
結局、お菓子の雑誌2冊と、2月のカーニバルの料理の特集を組んでいたので『現代料理』やら『料理』という雑誌2冊を買って、待ち時間の暇つぶしに読んでみた。
中を読んで驚いた事に、料理の7割〜8割方がバターやパンナ(生クリーム)を使った料理だった。
出版社や編集者を確認してみたら、雑誌の両方ともがミラノの大手出版社だった。
北の地方の料理がメインなのかもしれないと思った。
昔、イタリアに嫁いだ私を不憫に思ってか、友人が送ってくれた本や雑誌の中にイタリア料理の本が入っていた。著者が日本人で在伊長く、御主人が日本のイタリア文化会館の館長を勤めた事がある方だった。
トリノ在住で、当時、自分がイタリア語を読めなかった際にも、そして現在もお世話になっている重宝する本なのだが、イタリア料理の中ではさっぱり目(それでもどの料理にもオリーブオイルは使われているし、パンナを使ったものもある)の料理を彼女なりに集めたものだったという事に気がついた。
当時は、自分が右も左も分からなかったので、この方の書いたレシピがどこでも食べられているイタリア料理かと思っていた節があるが、著者が自分の本の中でも『胃腸の弱い夫の為に体に良くて消化の良い食事作りを心掛けている』と書いている通り、彼女なりに人付き合いの中で覚えたりアレンジしてできたレシピの集大成だったという事が市販されている雑誌を読み比べて行くうちに分かってきた。
この中の『鯛のハーブ焼き』は、各種ハーブを鯛のお腹に詰めて表面には乗せて、オリーブオイルをかけてホイルに包んでオーブンで焼くだけのシンプルな料理だが、誰に振舞っても必ず美味しいと言われて親戚間ではすっかり私の代名詞になってしまった。
最近は、鯖や鰯などのDHAを多く含むが癖の強い魚の食べ方に凝っていたが、日本は鯖は酢で〆て臭いを消すか、煮る際にねぎやしょうが等の香草を使って消す。イタリアだと、鰯はやはり酢でマリネにするし、又、最近発見したのは、トマトの酸味を利用する方法。
イタリアンパセリを微切りにしたものをパン粉に混ぜたパセリパン粉を鯖の切り身にニンニクと一緒に乗せてオーブンで焼く方法だが、これにトマトソースを添えると、鯖の臭みが旨みに変わるのです!
しかし、ふと例のトリノ在住の方の本の中にも書かれていると気がついて確認してみた。彼女はパン粉をまぶしてニンニクの代わりに、月桂樹の葉と干したレーズン・松の実を加えてドルチェアグロ(甘くてしょっぱい)にアレンジしている。シチリアの料理なのだそうだが。
日本でよくやる『醤油+砂糖』などの塩に砂糖を加える調理法はこちらでは珍しいのですが、こういうドルチェアグロな食べ方はシチリアの調理法なのかもしれない。
結局、又、この人の本に戻って来ている自分に気がついた。
料理もアートと同じで、人それぞれの嗜好や同じ物でも作り手が変わると作り方が異なると思うので、私の嗜好がトリノの方のそれと似ているという事なのかもしれないが。
『みんな違ってみんないい』と言う所も家庭料理の良さかもしれないし、自分なりの工夫とアレンジを加えて幅を広げられたらと思う。
早速、矯正をしている娘の検査で歯医者との予約があり、学校帰りに寄ったのだが、いつもそこでは一時間以上待たされてしまうので、寄る前に近くのキヨスクに立ち寄った。
結構、大きい所で中に色々な雑誌が置いてあった。
結局、お菓子の雑誌2冊と、2月のカーニバルの料理の特集を組んでいたので『現代料理』やら『料理』という雑誌2冊を買って、待ち時間の暇つぶしに読んでみた。
中を読んで驚いた事に、料理の7割〜8割方がバターやパンナ(生クリーム)を使った料理だった。
出版社や編集者を確認してみたら、雑誌の両方ともがミラノの大手出版社だった。
北の地方の料理がメインなのかもしれないと思った。
昔、イタリアに嫁いだ私を不憫に思ってか、友人が送ってくれた本や雑誌の中にイタリア料理の本が入っていた。著者が日本人で在伊長く、御主人が日本のイタリア文化会館の館長を勤めた事がある方だった。
トリノ在住で、当時、自分がイタリア語を読めなかった際にも、そして現在もお世話になっている重宝する本なのだが、イタリア料理の中ではさっぱり目(それでもどの料理にもオリーブオイルは使われているし、パンナを使ったものもある)の料理を彼女なりに集めたものだったという事に気がついた。
当時は、自分が右も左も分からなかったので、この方の書いたレシピがどこでも食べられているイタリア料理かと思っていた節があるが、著者が自分の本の中でも『胃腸の弱い夫の為に体に良くて消化の良い食事作りを心掛けている』と書いている通り、彼女なりに人付き合いの中で覚えたりアレンジしてできたレシピの集大成だったという事が市販されている雑誌を読み比べて行くうちに分かってきた。
この中の『鯛のハーブ焼き』は、各種ハーブを鯛のお腹に詰めて表面には乗せて、オリーブオイルをかけてホイルに包んでオーブンで焼くだけのシンプルな料理だが、誰に振舞っても必ず美味しいと言われて親戚間ではすっかり私の代名詞になってしまった。
最近は、鯖や鰯などのDHAを多く含むが癖の強い魚の食べ方に凝っていたが、日本は鯖は酢で〆て臭いを消すか、煮る際にねぎやしょうが等の香草を使って消す。イタリアだと、鰯はやはり酢でマリネにするし、又、最近発見したのは、トマトの酸味を利用する方法。
イタリアンパセリを微切りにしたものをパン粉に混ぜたパセリパン粉を鯖の切り身にニンニクと一緒に乗せてオーブンで焼く方法だが、これにトマトソースを添えると、鯖の臭みが旨みに変わるのです!
しかし、ふと例のトリノ在住の方の本の中にも書かれていると気がついて確認してみた。彼女はパン粉をまぶしてニンニクの代わりに、月桂樹の葉と干したレーズン・松の実を加えてドルチェアグロ(甘くてしょっぱい)にアレンジしている。シチリアの料理なのだそうだが。
日本でよくやる『醤油+砂糖』などの塩に砂糖を加える調理法はこちらでは珍しいのですが、こういうドルチェアグロな食べ方はシチリアの調理法なのかもしれない。
結局、又、この人の本に戻って来ている自分に気がついた。
料理もアートと同じで、人それぞれの嗜好や同じ物でも作り手が変わると作り方が異なると思うので、私の嗜好がトリノの方のそれと似ているという事なのかもしれないが。
『みんな違ってみんないい』と言う所も家庭料理の良さかもしれないし、自分なりの工夫とアレンジを加えて幅を広げられたらと思う。
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