新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

一昨日は、こちらの子供の日で親戚達11名が家に来ました。

クリスマスの時期は行事が目白押しなので、親戚間で持ち回りで料理を作ります。

普通、クリスマスイブの日には魚中心の料理。
そしてクリスマスは肉料理を出します。
その後、31日は新年のカウントダウンの為、親戚がどこかの家へ集まり、食事をしたりゲームをしたりしながら過ごします。
あるいは、家族・友達・恋人同士で外出してどこかの家で催されるパーティに参加したりレストランで食事をしたり踊ったりしながら過ごします。
元旦も親戚で集まり、新年の挨拶でまた御馳走を頂きます。

その後は、友人同士で集まったり、人の家へ集まったり色々。そして、最後の締めくくりが『子供の日』になる訳です。

親戚間で一番小さい子供がいるのがうちなので、親戚を招待して子供の日のプレゼントを頂くのと引き換えに食事を振舞う事に最近しています。

クリスマス時期の最後のフェスタなので、どんな料理にしようかと悩みましたが、どこのスーパーへ行っても今年は物が余りなく困りました!

結局、

前菜は、大皿にルッコラという多少苦味のある緑の野菜を一面に敷き、その中心からスモークサーモンのフィレを外側に向かって並べ、中心にアボガド・赤い実のグレープフルーツ・オレンジの皮を剥いた実を円形に添えました。
ソースは、ライムとレモンの絞り汁とオリーブオイル・塩で調味したものをかけ回しました。

そして、第一の皿には、アサリとムール貝・海老のパスタ。

第二の皿は、スズキと朝鮮アザミの薄切りのオーブン焼き。ここにもムール貝やアサリ・海老を加えました。

第二の皿に添える野菜は、
・ジャガイモのローズマリーのロースト
・ブロッコレッティという苦味のある緑の野菜の炒め物
・カポナータ
・朝鮮アザミの揚げ物

ワインは魚なのでもちろん白。
少々、炭酸の入ったあまり苦くないすっきりしたワインで魚と相性も良かったです。

そして、デザートには田舎住まいの友人が町の共同オーブンを借りて焼いた手作りのクッキー3種と、クリスマスに食べるトローネという蜂蜜のお菓子とパネトーネ。
シャンパンも初めて試したメーカーでしたが、美味しかったー。

締めくくりは、illyという最高メーカーのコーヒーの粉を、特別なエスプレッソマシーンでたてたコーヒー。

手前味噌になりますが、今回は自分でも上手く行ったと思いました。
パスタの湯で加減で、パスタを湯から上げる直前に親戚と議論になりましたが、私の判断で良かったようで丁度よい具合にアルデンテに仕上がりました。

第二の魚も、魚介の煮汁が魚の身にしみて旨みが増して、塩加減も丁度よく非常に美味しくできました。

もちろん前菜も、余るかなと思いつつも大皿二皿作りましたが、全部平らげてくれました。

普段は、料理の好みがうるさい人達なのですが(笑)、皆満足してくれて、次の日にたまたま用があって親戚に電話を入れた夫に、
『○○の料理は、神の料理だ。』なぞというコメントをしてくれたそうです。

そんなに喜んで頂いてありがたいのですが。。。!!!

普段は、お腹を空かせた家族のお腹を満腹にさせる事を考えて、半ば義務感で料理をしています。レシピも最近は忙しさにかまけて特にマンネリ化。

夫は、バター・生クリーム・胡椒等のハーブ類が嫌いな人で、ラザニアもカルボナーラもニョッキも作らせてもらえず(作ったら自分だけ違う物を作って食べています)、ましてや日本食となったら親戚は誰も食べてくれません。
そこまで頑固なイタリア人も少ない様で、結構、周りの日本人に驚かれますが、どうしても料理できる範囲が狭まれてしまいます。

しかしこれを機に、もう少し料理のレパートリーを広げられるように本や雑誌などを読み漁ってみようかなと思い始めています。
本格的に勉強できる所はないのかな。自分が好きな人につくしかないのだろうか。

今まで色んな人に招待されて食べてみて、本当に料理がうまいと思えた人は二人しかいなかった。
家庭料理なのですが、おいしく作る人は何か他の人と違う工夫と繊細な感性を持っている点は共通していると思う。そういう人とお付き合いしてみたいものです。

来月の夫の誕生パーティーの時のメニューも、幾つかアイディアがあります。

また、親戚の驚く顔を見るのが楽しみです。

コメント

skullsberry
猿滑骸骨
2008年1月9日9:43

おいしそうですね!(読んでいるだけでお腹が空いてきた。)

イタリア料理のことでひとつ質問させて下さい。
最近、パスタを作るとき、深めのフライパンに適量の水と塩をいれて湧かしてから、乾麺のパスタをいれて、煮きった時に最後にソースを入れて一分ぐらい和えると、ソースの絡みが良く、実に濃厚な味でおいしく仕上がるのを発見しました。煮きってアルデンテにするので、最初の水の分量が難しいのですが、水が多すぎる場合は最後に捨てれば問題ありません。手間が省けるし、おいしくできるし、これはかなり良い方法だと気に入っています。イタリアでもこういうパスタの料理の仕方しますか?

くるくる
くるくる
2008年1月11日18:30

こんにちは。面白い茹で方ですね。
私も、小さな鍋に水を入れて、パスタに比べて少ない分量の水分でパスタをよくゆでますが(自分用に作る時だけです。大鍋にを後で洗うのが面倒なので。)、こちらでは普通、ソースとパスタは別々の鍋で作りますね。
恐らく大鍋でパスタを茹でた方が、パスタを満遍なく均等にゆでられるせいかと思うのですが。(大家族主義ですから、茹でるパスタの分量も多いですしね。)もしその理由が分かったら、お知らせ致します。パスタを茹でた後の茹で汁を一部ソースに加えて、その後に加えたパスタとかき混ぜる操作はよくやります。

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