5月30日の日記

2007年5月30日
昨日は、パソコンをネットに接続したら、イタリア側のプロバイダーのHPに森理世さんの事が載っていて、それで初めて今年のミス・ユニバースの世界一が日本人になった事を知りました。

少し落ち着いて情報検索してみたら、やはり、欧州のファッション関係のプロデューサーの手がかかっていたんですね。

記事を読んで、なるほど、と思いました。

グッチのあの様なドレスを着こなすのは(ちょっとデザインがコリアンっぽかったですね)、正直、日本人の体型にはちょっと無理がありますし(森さんはプロポーションが良いので見事な着こなしでしたが)、民族衣装の部門での森さんの衣装は、外国人が見る和服のイメージがしました。

普段、テレビや映画等で見る着物を着た外国人モデルは、だらしなく、おいらん風に見えてしまいます。
きっと、スタイリスト等のファッション関係者が着付けの仕方を知らないせいだと思うのですが、胸元が開いてだらしなかったり、帯の締めがあまかったりとおかしく見えるのです。

上の子の七五三の記念に、日本で撮った着付けた写真をこちらの人達に見せた事があります。大変な反響で、カラーコピーした物を何枚か持ち歩いていた夫は、人に見せる毎に知らない間に持っていかれてしまいました。
着付けられた本人は、苦しかったせいで、着付けが終わった時点でふてくされてましたが、さすが、写真が清楚で品がある様に見えるのは、着付け方の問題ではないかと思います。

でも、ファッションに関しては、私も漏れず、フランス人の感性は好きです。

「世界のセレブのスタンダードを知り、それを日本の候補者に教えられる」という観点で起用されたフランス人プロデューサー、イネス・リグロン氏は、フランス合宿などを通して栄養の取り方や話し方、歩き方、パフォーマンスの特訓を繰り返し、「健康的な美しさ」を目指し「美しさは知性から」と新聞や世界のファッション誌を読むことを課題にしたそうです。当にフランス人的発想ですよね。

自分の事や将来を考えるであろう年頃の一女性に、チャリティー活動に興味があり、「どれだけ社会に貢献できるか」とセレブ的発想でもある言葉を自発的に言わせるまでには、それなりの社会経験や感性、そして知性も必要だろうと想像します。

リグロン氏が起用されてから10年、同氏と6〜7人の専門スタッフが組織的に取り組んだ努力が、見事、今回のティアラ獲得という結果になりました。

多大なお金と時間、スタッフを注ぎ込んだという理由もありますが、しかし、最終的には、森さん本人のダンスを通して鍛えられた粘り強さや自信、努力、そして才能が実を結んだのではないでしょうか。

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話しは大きく変わりますが、私は昨年のドイツで行われた、サッカーのワールドカップでの日本代表が好きではありません。

普段、興味がなくて見ていないし詳しくない者が大きな口を利けませんが、中田に同情してしまいました。

中田は、イタリアのローマにいる時、トッティとフォワード争いで負けて、本当に悔しかったのではないかと思います。
その悔しさを、きっと誰にも明かせず辛かったと思うのですが、日本代表として帰国して見たら、他の日本代表のやる気の無さに正直、幻滅して情けなくなったのではないでしょうか。世界の舞台で、勝つ気がないままゲームをやっても勝てる訳ありません。それが、彼をサッカーの世界から遠ざけ、方向転換をさせるきっかけになった様な気がします。

やる気があった中田がサッカーを辞めて、どうして中田と比べてやる気のない選手がまだサッカーを続けているのだろか。

トッティは好きな選手ではないけれど、少なくともサッカーに関しては、中田が負けるべき位の相手であった。サッカーに人生賭けていて、サッカーしかない、サッカーに関しては素晴らしい選手だと思います。でも、勝負の世界とはそういうものなんではないでしょうか。プロと言うのであれば。

選手が自分にいい訳して、甘えて、なんとなくムードでやっているサッカーなぞ、見ても面白くありません。

自分に正直に向き合って、真剣に生きている中田の姿勢に共感を持ちます。

ファンではないけれども、一度、中田に会って話してみたいな、と馬鹿な事を考える時があります。

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