書道家88歳、大学院修了へ…論文は「茂吉と芭蕉」
2月2日15時13分配信 読売新聞

 僕は、88歳の大学院修了生――。東京都中野区本町の書道家、元澤義治さんが来月、法政大学大学院・人文科学研究科(日本文学専攻)を修了する。同大では「おそらく史上最高齢の快挙」だという。

 大正生まれの元澤さんは生粋の江戸っ子。戦前に中央大学の専門部で経済学を学び、太平洋戦争中の1942年、陸軍の東部第19部隊に入隊。自動車隊に配属されたが、「運転が下手で上官に殴られっ放し」で戦場へは送られなかった。

 復員後、空襲で焼け野原になった東京の街を見て、文学研究を夢見た。だが生命保険会社に入社後は関西などへも転勤を重ね、短歌を詠むのが精いっぱいの生活。退職後は幼いころから得意だった書道師範を続けていたが、「書家は俳句や和歌を書き写すだけでなく、深く内容を知るべき」だと82歳で一念発起。通信教育課程を選んで法政大文学部の3年に編入。4年かけて卒業した後、86歳で大学院に入学した。週3回電車でキャンパスへ通い、コンパにもたびたび参加して学生らと交流した。

最終更新:2月2日15時13分

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自分用のメモに。

これを読んで私の爺さんを思い出しました。

今、天国で爺さんは何をやっているかなぁ。。。

私の爺さんも82歳の時に法政大学の博士号を取った。

当時、日本で最高齢のドクター取得者だったのでNHKが取材に来た。

私が8歳の時の話。朝、学校へ行く前に、NHKに爺さんが出るというので見ていた。

爺さんも元澤さんと同じく中野区在住だったが、何と言う偶然だろう。

爺さんは軍人だったので、戦後は戦犯になり、職探しに苦労したと聞いた。

最終的には、中野区の区役所に勤め、病気で床に伏せっていた婆さんの介護をしながら、定年退職後に大学院へ通い始めた。

昔の平屋の爺さん家の六畳の部屋は、3面に本箱がずらりと並び、A4サイズの大学ノートが隙間無くびっしり詰まっていた。
あのノートに一体何を記してあったのだろう。

明治の陸軍内部に関する本も出版していた。

元澤さんは、大学から爺さんの話しをちょっと聞いていないだろうか。
80歳台で博士号を取得したということで。

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