ゆとり教育見直しに異論続出
2007年1月24日ゆとり教育見直しに異論続出=「知識より人間力向上を」−与党
1月24日21時1分配信 時事通信
自民、公明両党は24日、衆院第1議員会館で教育再生検討会(座長・大島理森元文相)を開き、政府の教育再生会議がまとめた第1次報告について協議した。会合では、再生会議事務局長を務める山谷えり子首相補佐官の説明に対し、出席者から「ゆとり教育」の見直しに異論が続出。政府に対し、来週改めて見直しの狙いなどを説明するよう求めた。
会合では、これまでゆとり教育を推進してきた文部科学相経験者らが、授業時間数の10%増加などについて「知識向上に重点が置かれている。ゆとり教育が目指す人間力の向上が大事だ」などと相次いで反対論を表明。さらに、体罰の基準緩和を明記したいじめ対応策に関しては、「現場の視点を持つべきだ」との指摘が出された。
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『人間力の向上』のためには『ゆとり教育』が必要という要旨。
イタリアの場合、夏休みは14週間です。これは、他の欧州の学校も似たりよったりでしょう。
14週間の夏季休暇に対し日本は6週間。クリスマス休暇が2週間、復活祭が一週間弱、その他の国民の祝日や土日の休み、ストライキ休暇を加えても、何と言っても夏季休暇の約8週間分の差違は大きいと思います。
学校の授業時間に雲泥の差があるのに対し、学校で教える内容は場合によっては日本以上かもしれません。
体育・音楽・美術・技術や家庭科などがないので、それらの時間を主要教科に回しているのと、受験もない上、進級可能か否かは口頭試問が主、又、受験が無い為、学校での履修内容にクレームがつく事もないと思われます。
確かに覚えた知識を時間内に正確に解答するテストに対応する為にのみ授業時間が増やされるべきではないと思います。
『人間力の向上』は=生きていく強さ、という事でしょうか。
古代ローマ帝国を自身の視点で15年の歳月をかけて書き直した塩野○生さんが、今年の年明け早々の対談で、
『戦争は欲望を単純化させるもの。つまり、イラクなどに息子を送り込む親にとっては、息子が生きて帰ってくる事が唯一の欲望になり、戦場に向かう兵士にとっては生きて帰る事だけが唯一の欲望になる。パレスチナの様に、死が身近にあって、自分も明日死ぬかも知れない状況に生きている人間は自殺しようとは考えない。日本で増えている自殺は、つまり平和の代償である。』
という様な事を言われていました。
戦争が終結して60年、情報が氾濫し、自由があり、欲望も多岐に細分化し、その中で自分を見失う。。。。それは平和の代償と言う事なのだろうか。
聞く所によると、欧米の文学は、『宗教・戦争・民族』などのテーマで書かれている事も多いが、日本の文学のテーマは、『性と死』が多いと言う。
日本と諸外国の、文化や取り巻く状況の違い、からなのだろうか。
1月24日21時1分配信 時事通信
自民、公明両党は24日、衆院第1議員会館で教育再生検討会(座長・大島理森元文相)を開き、政府の教育再生会議がまとめた第1次報告について協議した。会合では、再生会議事務局長を務める山谷えり子首相補佐官の説明に対し、出席者から「ゆとり教育」の見直しに異論が続出。政府に対し、来週改めて見直しの狙いなどを説明するよう求めた。
会合では、これまでゆとり教育を推進してきた文部科学相経験者らが、授業時間数の10%増加などについて「知識向上に重点が置かれている。ゆとり教育が目指す人間力の向上が大事だ」などと相次いで反対論を表明。さらに、体罰の基準緩和を明記したいじめ対応策に関しては、「現場の視点を持つべきだ」との指摘が出された。
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『人間力の向上』のためには『ゆとり教育』が必要という要旨。
イタリアの場合、夏休みは14週間です。これは、他の欧州の学校も似たりよったりでしょう。
14週間の夏季休暇に対し日本は6週間。クリスマス休暇が2週間、復活祭が一週間弱、その他の国民の祝日や土日の休み、ストライキ休暇を加えても、何と言っても夏季休暇の約8週間分の差違は大きいと思います。
学校の授業時間に雲泥の差があるのに対し、学校で教える内容は場合によっては日本以上かもしれません。
体育・音楽・美術・技術や家庭科などがないので、それらの時間を主要教科に回しているのと、受験もない上、進級可能か否かは口頭試問が主、又、受験が無い為、学校での履修内容にクレームがつく事もないと思われます。
確かに覚えた知識を時間内に正確に解答するテストに対応する為にのみ授業時間が増やされるべきではないと思います。
『人間力の向上』は=生きていく強さ、という事でしょうか。
古代ローマ帝国を自身の視点で15年の歳月をかけて書き直した塩野○生さんが、今年の年明け早々の対談で、
『戦争は欲望を単純化させるもの。つまり、イラクなどに息子を送り込む親にとっては、息子が生きて帰ってくる事が唯一の欲望になり、戦場に向かう兵士にとっては生きて帰る事だけが唯一の欲望になる。パレスチナの様に、死が身近にあって、自分も明日死ぬかも知れない状況に生きている人間は自殺しようとは考えない。日本で増えている自殺は、つまり平和の代償である。』
という様な事を言われていました。
戦争が終結して60年、情報が氾濫し、自由があり、欲望も多岐に細分化し、その中で自分を見失う。。。。それは平和の代償と言う事なのだろうか。
聞く所によると、欧米の文学は、『宗教・戦争・民族』などのテーマで書かれている事も多いが、日本の文学のテーマは、『性と死』が多いと言う。
日本と諸外国の、文化や取り巻く状況の違い、からなのだろうか。
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