ゆとり教育

2006年11月10日
「ゆとり教育」旗振り役の寺脇広報調整官が辞職

 「ゆとり教育」の旗振り役を務めた文部科学省の寺脇研・大臣官房広報調整官(54)が10日付で辞職した。

 1975年、入省。広島県教育長、官房審議官などを歴任した。90年代に「ゆとり教育」を推進し、スポークスマン的な役割を果たした。
(読売新聞) - 11月10日11時4分更新

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円周率を『3』で計算するという話を聞いた時は驚いた。

イタリアの教育も一長一短だが、どの教科についても、その教科の歴史、何故、
その学問が生まれ、どう発展したかという事を教える。
この間、地理とは何ぞやと先生が授業中に説明した物を、子供達に暗記させる
宿題が出ていた。

上の子は、まだ小学校3年になったばかりだから、円周率とかはまだ出てきていない。
しかし、三角形や四角形などの形の学習に入れば、ピタゴラスが出てくるだろう。

単位の所も、容積は、l,dl,mlと教えるが、イタリアだとその上のデカの単位も
系統立てて、教えている。

計算間違いが多いから円周率を3にする発想ではなく、計算間違いに至る原因を
探して、工夫し、カバーするカリキュラムを作れないのだろうか。

イタリアの場合でも、円周率の計算となると間違いは多発するだろう。
しかし、円周率は決して3では計算させないし、そんな教え方はしない。

落ちこぼれを無くそうというのは分からなくはない。
しかし、こんな教え方を学校がすると、正しい教育機関としての学校の存在価値が
問われてこないだろうか。

そんな教育しか受けられなかった子供達が大きくなり、将来を担う事になった時や
世界を目の当たりにした時、どう感じるだろうか。
結局、日本の中に、ヨーロッパが誇る、学問をも含めた文化の無さを感じさせる事に
ならないだろうか。
日本人は猿真似が上手い。所詮、明治以降、文明開花して西洋から科学技術も
含めて立法、民主主義等、全て西洋の文化の受け売りに過ぎない。
自分達で作り上げた物ではないからこそ、学校でも円周率を3で教えて何とも
平気でいられるのだ、と。

そもそも、日本の教科書は、余りにも簡潔に書かれていて、分かり難い。
これで全て理解できるなら、日本人は皆、天才だ。

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